バイクのトップケースボックス(リアボックス)の種類や選び方の解説

バイク全般情報
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ここではバイクに取り付ける事が出来るトップケースボックス(リアケース、リアボックス、パニアケース)の種類やサイズ、特徴、探し方、有名なメーカーについてなどを解説していきます。
ツーリング向け、買い物向け、合羽などの日用品の収納などの目線からも説明します。

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トップケースボックスとは荷物入れ

そもそも、トップケースボックスやリアボックスやリアケースとは何?

NBSのリアボックスケース本体

トップボックスケースやリアボックスやリアケースやパニアケースとはバイクのリア部分に固定する事が出来る荷物入れの事を指します。
50ccや125ccのスクーター用から中型バイク、大型バイクまで大抵のバイクには専用の取り付け金具がセットで販売されています。

用途はスーパーやコンビニで買った物を入れたり、合羽や着替え入れたりと人それぞれです。プラスチック製の物が多く、雨にも強いので荷物を入れっぱなしにする人も多いです。

スクータータイプのバイクはメットインやフロントにボックスが付いていますが、たいていのミッションバイクには荷物入れが付いていません。その為、タンクバッグだと毎回取り付けたり外したりが面倒です。またサイズ的に買い物した物を入れる事が出来ない点や盗難の心配があるため、リアボックスが好まれます。

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リアボックス以外の収納場所や荷物収納アイテムの種類

バイクに荷物を載せる場合、リアボックス以外にどんな物があるの?

バイクにはリアボックス以外にも荷物を積むことが出来る場所やアイテムはたくさんあります。
ここではバイクの収納アイテムやバイクに取り付けられている収納場所について解説します。

バイクの収納の種類
  • フロントボックス
  • フロントの籠
  • フロントポケット
  • カウルに付いている小物入れ
  • サイドカバーの中
  • シート下のメットイン
  • タンクバッグ
  • シートバッグ
  • ツーリングネット
  • トップケースボックス(リアボックス)
  • サイドボックス(サイドバッグ)

フロントボックス、フロントの籠、フロントポケット、カウルに付いている小物入れ、シート下のメットイン。
これらは主に50cc~125ccのスクーターやビッグスクーターに付ける物や最初から備え付けられている装備です。

サイドカバーの中の収納は主にネイキッドやアメリカンなどの収納場所が無いバイクにある収納場所です。

タンクバッグはネイキッド、アメリカン、SS、ストリートファイター、オフロードなど、中央部にタンクがあるバイク全般で利用できる汎用性の高いバッグです。磁石で取り付ける事が多く利便性が高いです。

シートバッグ、ツーリングネットはタンデムシート(リアシート)部分に取り付ける事ができるバッグやネットです。ネットは安価なので1つ持っていると良いでしょう。ちょっとした時に使えます。ツーリングで本格的に使う場合はシートバッグの方をお勧めします。
ツーリングネットは高速走行や雨に弱いのでメインではなくサブ的に使うと良いです。

リアボックスはスクーターやネイキッドなど多くのバイクで利用されています。
大型のバイクではサイドボックスも併用して付ける人もいます。

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トップケースボックス(リアボックス)の種類や特徴

リアボックスの形はいくつかありますが、貝のように縦にパカッっと開くタイプの形がほとんどです。箱型や横開きの物は少なく、ほとんど見かけません。
横開きの場合、道路上で開くと風に煽られたり他のバイクや車に当たったりして危険な為、数が少ないのだと思います。
例外として、ピザ配達のバイクは容量が大きいため箱型で横に開く物もありますが、一般的には見られません。

リアボックスには他の収納アイテム一点だけ違いがあります。電源を接続する事によりテールランプの役割を果たす点です。
物によってはテールランプを隠してしまう為、リアボックスに付いているランプが代用されます。

トップケースボックス(リアボックス)の選び方

リアボックスを選ぶときは、サイズ、最大容量、取り外し可能の有無 、テールランプ機能の有無で選びましょう。
大抵のリアボックスは、防水、鍵付きですが購入前にこの2点も確認してください。

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リアボックスの外寸(サイズ)

リアボックスは、どのような物でも取り付けられる分けでは無く、規定があります。
後ろへの長さは積載装置の幅30cmまで、幅は積載装置の幅左右それぞれ15cmまでです。これを超えるケースの取り付けは整備不良になります。
取り付けられるサイズはバイクの車体マニュアルに載っていますので確認しましょう。
目安として125cc以下のバイクでは35L以下、250cc以上のバイクなら50L以上の物でもOKです。

リアボックスのサイズの目安:30Lは横幅40cm程度。50L以上は横幅60cm程度以内くらいのサイズが一般的です。

リアボックスの目的別の最大容量

リアボックスの容量は通勤、ツーリング、買い物、街乗り、旅行など目的別で選びましょう。
使用目的によって、おおよそのサイズが決まってきます。

通勤:普段の荷物の量より少し大きめの物を目安にしてください。30L~35L程度がお勧めです。

ツーリング:合羽、着替え、防寒着、お土産など色々な物を入れる事が多いです。他に収納アイテムを持たないのでしたら35L以上がおすすめです。

買い物:何かと荷物が多くなるのが買い物です。大型スーパーなどで、まとめ買いをする方は35L以上がお勧めです。40L程度の物があるとなお便利です。

街乗り:それほど荷物は必要無いと思うので、30L以下でも十分です。普段使っているバッグを入れても多少ゆとりがある程度が良いです。

旅行:長期のツーリングなどで旅行をされる事が多いのなら、大きめのサイズが良いです。バイクの荷物だけでなく、旅行用の荷物もあるので40L以上の物を選びましょう。取り付けが可能なら50Lの大型サイズを見てみても良いと思います。
場合によってはシートバッグなどと併用されると良いです。

リアボックスの機能

リアボックスの機能はそれほど多くありませんが、代表的な機能を載せて置きますので、購入時のチェックポイントとして活用してください。

  • 防水機能
  • ロック機能
  • テールランプ機能
  • 背もたれ可能
  • 取り外し、持ち運び可能
リアボックスの探し方と代表的なメーカー

リアボックスを探す時は、車種名+「純正」+「リアボックス」、「トップボックスケース」、「パニアケース」などで検索を掛けてください。純正のアクセサリーパーツでメーカーから販売されている場合があります。

純正のリアボックスが無い場合は車種+メーカー名で検索すると良いです。
リアボックスの代表的なメーカーとしては「GIVI」「 KIJIMA」「 SHAD」「バイクパーツセンター」 などがあります。

価格も高く、しっかりした作りのGIVI。安価で購入しやすいバイクパーツセンターなど、ご自分のバイクに合ったメーカーをお選び下さい。

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トップケースボックス(リアボックス)のデメリット

とても便利で汎用性のあるリアボックスですが、いくつかのデメリットもあります。
特に安全面では気を付けて頂きたい事があります。取り付け後や走行時に危険な目に合わないようにご一読頂ければと思います。

リアボックスは重心よりも少し高い位置に取り付ける事が多いです。その為、あまり荷物を積むと走行時や停車時にバランスを崩しやすくなります。
また、風を受けやすくなるので強風の日、海沿いの道、高速道路などでは気を付けてください。横からの風に煽られると、とても危険です。
リアボックスを付けているバイクで高速道路のSAに駐車しているバイクが風に煽られて倒れているのを何度も見たことがあります。
風の影響をモロに受けるので、停車場所に気を付けてください。周りを巻き込むと賠償問題になります。

リアボックスを付けると、二人乗りがしやすい場合と二人乗りがしにくい場合があります。
リアボックスを背もたれとして使える場合は良いのですが、125ccのスクーターなどで、タンデムシートとリアボックスの間が狭い場合、乗りにくくなります。
また、シートバッグなどを取り付けにくくなる場合もあるので、購入前に取り付けイメージを考えてから購入する事をおすすめします。

リアボックスのキャリアが邪魔。リアボックスを取り付ける場合、必ずキャリアを先に取り付ける事になります。キャリアは便利なのですが、見た目も悪く、ツーリング先で写真を撮る時などに気になります。おやじ臭さは否めません。

このようにリアボックスにはメリットとデメリットがありますが、利便性を考えると、個人的には取り付ける事をお勧めします。デメリットを補って余りある利便性があるからです。